星を継ぐもの (文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン (著), 池 央耿 (著)
SFの導入
他のレビューワがたくさん良い事を書いているので,あまり言う事はないのですが,もしあなたがサイエンスフィクション(SF)の初心者でふとSFでも読んでみようか,などと思ったときこの本を手に取ると良いです.
ミステリと同じ構造を辿るので,話に起伏があるので読みやすいし,専門用語もそれなりに出ては来ますが,一般教養のサイエンスに納まる範囲です.そして何より書かれたのが70年代だという事を考慮してもなおあまりあるSFの世界がこの本にはあります.
これが実話だったら学校の授業も面白かったのに…
月面で宇宙服を着た五万年前の死体が発見される。調べていくと、死体は地球人と同じ肉体構造を持っていた。彼は一体どこからきて、なぜ月で死んだのか?
地球外生命体のなぞを追う、学者たちの物語。
斬った張ったの胸躍る戦闘シーンこそないものの、本書は人を惹きつける謎でいっぱいです。太陽系の歴史、進化論、潮汐効果、相対性理論などなど。どきどきしながら読み進めていくと……ラストでは…な、なんとそんなことが!?
オチのあまりの突飛さに腰を抜かすほどびっくりしてしまいました。
ちなみに理科の得意な妹にオチの概要を話したところ「そんなことあるわけないじゃん」と一蹴されてしまいましたが、それにしても著者のアイデアと科学の知識はすごい。
本書のようなことが実際起こりえるのかはともかく(それを言ったら大抵の小説は成立しなくなってしまう)、読んでいて充分楽しめることは間違いありません。
ダンチェッカー大好き
月で発見された人類に酷似した遺体。しかしそれは5万年以前に死亡したものだった。
ということで、この謎の解明のため世界トップレベルの人間たちが集まって、
あーだこーだと議論を戦わし研究を重ねるわけです。
その結果導き出された結論とは?
一言で言えば"壮大"なストーリー。度肝を抜かれます、すげぇよ。
でも、好きなのはスケールの大きさだけではないです。
この本を読むと未来に希望が持てます。
今って、環境破壊・戦争・核兵器と、考えると目の前が真っ暗になるようなこと
いっぱいあるじゃないですか。
本当にふとしたことで、人類の進む先・地球の未来が不安になったりしません?
でもこの本を読んだら、人間も捨てたもんじゃない、っていうか
むしろ人間ってすごいじゃん、明るい未来はすぐそこにあるんだ!!
っていう、喜びすら感じてしまいます。うん、力強い本だ。
なので大好き。
あと、ダンチェッカーっていう生物学の教授が出てくるんですが、この人がいいんです。
バリバリの堅物に見えながら、実は柔軟な思想の持ち主で、めっちゃ人間くさい。
"これはこういうことなので、これしか有り得ない"なんて言って、論理から外れることは
全然認めない。こう聞くとガチガチの石頭かと思うでしょ。
さにあらず。理論的に証明できるなら、どんな「え〜っ!!!!」な結論であろうと
認められる、頭の柔らかなたいしたお方なんです。
主人公ハントより目立ってる?本当の主役はダンチェッカーだと、わたくし思っております。
色々な雑学(?)が入っており、読後はなんだか賢くなったような気になり、
その上、なんだかハイになれるお話。すごいSFな話ですが、SFファン以外でも楽しめます。
テンション上がります。読んでみてください。
どんどん読み進めていける
謎の解明を求める気持ちがページをめくらせた感じで
思いっきり文系のわたしには難しい科学的な話もたっぷり、
の割に、詰まることなくどんどん読み進めていけた。
くだけすぎず、堅苦しさも感じることない翻訳のおかげだろうか。
すぐに続編に手が伸びた。
面白かったが最後がトンデモ
月に宇宙服を着た5万年前の人間が発見されたという衝撃的な導入で始めるこの物語は、
次々に発見される謎と、それに立ち向かい、謎を解明してゆく科学者たちの姿を描いて
ゆきます。ノンフィクションの発明・発見物語の雰囲気に似ていて、
わくわくどきどきの連続です。
古き良き時代の「科学小説」の再来といってよいと思います。とても面白くていっきに
読んでしまいました。
ただ、最後の「月」に関する結論はバリコフスキーなみのトンデモで、何故ハント博士が
この点に疑問を抱かないのかが理解できませんでした。感動的で壮大な結論なんですが、
天体力学的な矛盾を解消し、読者を納得させる謎解きをやって欲しかったです。
クライマックスはご褒美です。
感動しました。ジェイムズ・P・ホーガンさん。この作者。天才です。
やたら「いい本だ」と周りが騒ぐので読んでみたら。
なんだこりゃ。ややこしい専門用語が飛び交い、ストーリーといえばただただ物理学的、生物学的発見の繰り返し。つ・・・辛い。
でもまあせっかく買ったので最後まで読もうと頑張ったら・・・。
クライマックスの数十ページは私にとってご褒美です。もちろん途中のSFテイストな話をすっとばしては感情移入も感動もへったくれもありませんが。
本当に感動させていただきました。もし、途中で断念した方がいらっしゃるとしたら。いや、もったいないですよ。ホント。
8p
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誘惑のシーク (扶桑社ロマンス) (文庫)
コニー メイスン (著), Connie Mason (原著), 中川 梨江 (翻訳)
期待通り!!
ジャマールとザラの情熱的と言うだけでは言い表せない愛がスピード感を持って描かれていて、一度読むと止められない! その他のレビュー通りあなたの期待を裏切らない作品だと思います!!
一気読み!
購入してから寝かせること半年。
評判が良すぎて、いつ読もうかと思案し続けていましたが・・・
寝かせるべきではありませんでした!
読み始めたら一気です。
めまぐるしい展開、この一言です。
物語の半分は追って追われての冒険、半分はシークに誘惑され
ベッドでせめられて・・・と、本を置くタイミングがない!です。
ただ、二人の関係がどうなるのか?この展開がどうなるのか?
と、先が気になってしかたがなく、ロマンスを楽しむことが
できなかったのが唯一の欠点でしょうか?
再読してゆっくりシークの誘惑に胸をときめかせたい・・・
アラビアンナイトのような、砂漠、シークものが大好きな方に
ぜひ読んでもらいたい一冊です。
ほんとにロマンスです。
夢のようなストーリー展開で、主人公の葛藤などが細やかに描写されていて、読んでいて溶け込めます。最後が少し、地味な展開のように思うのですがいかがでしょうか?
火傷しそうなシークです。
スルタンの臣下のシーク、ジャマールと激しい野生児のような男勝りで美貌のザラ。
私達にとっては未知の世界のハーレムの中の優雅な生活、女達、、まさにこの本は現実を忘れさせてくれる1冊となりました、(一気読みです)
愛してしまった女を追い求めるシーク・ジャマールの執念が怖いくらいで鳥肌モノですが、対するヒロインも相当強い。
追って追われ、、さらに連れ戻され〜休む暇もないほどハラハラしっぱなしのストーリー展開です!
さらに、全文面に溢れる火花飛び散るような激しい2人の求愛がなんとも過激♪
ぜひ、一度、、この1冊で怒涛の波乱の波に身を任せてみませんか?
時間がたつのを忘れます…!
読みはじめから、ぐいぐいと引っ張られて、気がつくと時間が経つのを忘れていました。
主人公のジャマールとザラが初めて出会うまでが短く、なおかつ状況が緊迫しているので、ドキドキしました。
出会ってからの、二人の心が揺れ動く様は素晴らしい!
スルタンに所有権があると知りつつ、屈服しないザラを欲しくてたまらないジャマール。
彼は気づいていなくても、すでに心はザラに奪われていたんでしょうね。
対するザラも、敵の男を憎みこそすれ愛するわけには行かない…でも、惹かれてしまう…
葛藤する二人が、もどかしくもあり、切なくもあります。
時代物ですから、捕虜であるザラをジャマールの元から父親が助け出したり、スルタンに捕まったジャマールをザラが脱出させたり、とにかく波乱万丈!
頁をめくるのが待ち遠しくてたまりませんでした!
当時、女が男の所有物であったモロッコで、一人の人間として対等でありたいと願ったザラの気高さには共感。
何よりも、どんな女性でも意のままにできるはずのジャマールが、ザラに出会ってからというもの、ハーレムの内妻たちにすら関心がなくなったことが一番感動!
傲慢な美貌のシークが、こんなにも一途に愛してくれるなんて…。
「君を奴隷にしたけれど、奴隷にされたのは私だった」
ジャマールのこの言葉が、彼の愛の深さを物語っています。
また読みたくなりました。
熱い官能の世界
傲慢で独占欲の強いヒーローという「シーク物」の醍醐味がいっぱい詰まった作品です。
モロッコ王国の君主からの信任厚いシークであるヒーローは君主の命で、キャラバン隊を襲う一族の討伐に行くことに。そこで彼は一族の長の娘であるヒロインと出会います。美しい美貌の戦士であるヒロインにヒーローは惹かれるのですが、ヒロインは自分の許婚を殺したヒーローを許せません。とりあえず、ヒーローは彼女を奴隷として自分のハーレムに連れて帰ります。ハーレムで自分の持てる全ての技を駆使してヒロインを口説き落とそうとするヒーロー。憎みつつも魅力的な彼に惹かれていくヒロイン。しかし敵同士という事実がどうしても二人の壁となります。禁断の恋に悩む二人の切ない感情は、やがてお互いのためなら死すらも受け入れるという強い愛情へと発展していきます。まさにこれぞロマンスの醍醐味!グイグイと読み進めるのを引きつけてくれました。
作中に多いラブシーンは、ヒーローのヒロインに対する傲慢で独占欲の強い愛し方でさらに過激なものになっています。さらに奪還劇や脱走劇まであったりするので読み始めると止まらない!夜更かし必須の面白い作品ですよ。
6p
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