思うように動かない手足。しかし損傷しているのが脳の神経回路網であるなら、治療のターゲットは「中枢神経系の再生」である。脳科学、身体の哲学、神経現象学、認知心理学、芸術、オートポイエーシスなど人間の知的・身体的・文化的創造力のすべてを総動員し、運動麻痺を被った心身の回復に挑む、イタリア発「脳を使うリハビリ=認知運動療法」の驚くべき世界。
認知運動療法の入門書
認知運動療法の入門編?概要を他の治療法を専門とする方にもとっつきやすく書いてくれていると思います。しかし、さすがに手は抜いてません。きっちり最新の脳科学の所見も取り入れた内容となっております。私は、他の協同医書系から出版されている認知運動療法の専門書籍よりもまず、こちらから読む事をお勧めします。少し偏った所はありますが、現在治療に壁が見えたセラピストは必ず読むべし!
認知症の正しい理解と包括的医療・ケアのポイント
―快一徹!脳活性化リハビリテーションで進行を防ごう
専門知識をわかりやすく記述し、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、保健師、ケアマネジャー、ソーシャルワーカー、ケアワーカーなど、認知症に関心をもつすべての医療・ケアスタッフの方々のニーズに応じて読んでいただけるよう、第1部では「認知症の概要と基礎知識」について、第2部では「認知症の症状とそのケアのポイント」について、第3部では「脳活性化リハビリテーションの理論と実践のポイント」について、第4部では「評価、診断、関連疾患、治療、食生活など」について、それぞれまとめています。また、認知症の方とともに暮らす家族の方々にもお読みいただける内容となっています
目から鱗の情報
認知症について、いろいろな角度から書かれているが、自分の興味のある
ところから読み始められるので、読んでいきやすかった。
固執や妄想、徘徊といった問題行動について、症状の紹介だけでなく、
それらの行動の背景に潜む原因や認知症の方の世界から見るとどんな感じ
なのかを知ることができ、認知症の方をより身近に感じられたように思う。
また、普段なら難しそうで避けたくなる認知症という病気についてや
最新の治療についても読みやすくまとめられていて、よかった。
認知症に関わる人々へ天からの贈り物
認知症の医療やケアに必要な知識を簡潔明瞭にかみ砕いて解説している良書。基礎知識とステップアップの知識に分かれていて、自分を高める実感が味わえる。特に脳活性化リハビリテーションについてはこれまでにない新しい考えを展開している。アタマを楽しく使うことの大切さを、なぜそれが大切かという理由と共に、よく認識できた。